「収入が少ないので、恋人なんて作れやしないのではないか?」
こう思い込んでいる男性は、昨今少なくありません。
しかし恋人を作ろうとするにあたって、お金が少ないことはたいした問題ではないのです。
お金のかからない出会いの場を見つける
マッチングサイトなどを利用しても良いものですが、
「プロフィールに自信がない」
と躊躇してしまうのも、収入の少ない男性にありがちなことです。
たとえば無料または安価な生涯学習講座などでは、真面目で、男性をお金で判断しない女性と巡り合えるチャンスがあります。
また、NPOやボランティアの場なども良いでしょう。
本来出会いの場でないところで「女性をあさる」ようなことはマナー違反ですが、「まずは友人からはじめ、結果として真面目に付き合うチャンスがあれば…」などと考えるのなら、全く問題はありません。
SNSなどで女性と地道な交流を続けていくうちに、「精神的な魅力」を感じてもらえることもあります。
エリート女性でも、仕事が終わってSNSにログインしたとき、気がつけば「収入の少ない男性」が毎日の良い話し相手になっている、といったケースが考えられます。
女性の話に耳を傾けるクセをつける
女性は、ある程度信頼できる男性相手であれば、とにかく「話を聴いてほしい」とする傾向を持っています。
ここでポイントなのは、たとえば「仕事の愚痴」を女性が言ってきた場合に
「ああ、それは確かにつらいだろうなあ」
とか
「そういう気持ちになることってあるよね」
とか、寄り添って共感してあげることです。
「そういう場合はこうすればいい」
とか
「近いうちに仕事を変えたらいいじゃない」
とか、具体的なアドバイスをするのではなく「話を聴く」ことを意識しましょう。
女性の話は、男性と比べると話題がいつの間にか変わっていたり、結論がなかったりという部分があります。
しかしこれも素敵なことであり、
「え?今はその話をしてたんじゃないよ」
などと妙に論理的にならず、
「うん、それも楽しいね」
などと話に寄り添い、聴いてあげましょう。
「話を聴く」を積み重ねることで、経済力の有無とは関連しない「話を聴いてくれる、やさしく心強い男性」という存在になれます。
たいへん収入の高い男性でも、「俺語り」ばかりしていて女性の話を聴かない人は、基本的にモテません。
モテているように見えても、実はお金目当ての女性を連れているだけかもしれないのです。
自分だけのデートスポットを考える
収入が少なく、自分の生活を保つのが精一杯と言った場合、デートスポットについて悩む男性は多いもの。
そこそこ高いレストラン、おしゃれなバー、アミューズメント施設、小旅行、自家用車を使っての移動…など、色々なハードルを感じて、
「デートすらもできないんじゃ、恋人は無理だ」
と考えてしまうかもしれませんね。
しかし女性は、男性に対してある程度好感を持っていれば、「その男性が考えてくれたデートスポットに行くこと」がうれしいのです。
関心のない男性が有名レストランに誘ってくれるより、気になる男性が
「公園でおにぎりでも食べようか」
と言ってくれたほうが、うれしいと感じるのが女性です。
たとえ地味でもデートを重ねることで、思い出がどんどん増えて、女性の中では相手男性の存在が大きなものになってきます。
公園のほか、河川敷を歩く、サイクリングをする、花火大会に行く、無料のハイキングコースに行く、身近なイルミネーションスポットに行くなど、あまりお金のかからないデートは沢山考えられます。
「育った街を一緒に歩く」なんていうのも、結構お互いの心に響くものです。
「ああ、この男性はお金がないんだろう」
そう気づかれるかもしれませんが、それでも3回4回とデートに来てくれる女性なら、間違いなく「脈アリ」と言えます。
恋人となったあとも、二人で思い出を重ねられるでしょう。
他人から見て地味なデートでも、親しくなれば、もはや関係ないことです。
男性は一人でも色々なところを歩けますが、女性はそうではなく、「単なる散歩」でも一人で歩くのは怖いと思ったりするもの。
「いつも一緒に色々なところを歩いてくれる」というだけでも、特別な存在になり「頼れる男性」という印象を持たれます。
安くても清潔感あるファッションをする
恋人を作るために、高い服や小物は、特に要りません。
今は安めの量販店でもセンスのいい服が揃っていますから、全身5,000円ぐらいでもなかなかのファッションが完成します。
ネットオークションサイトで古着を買えば、オリジナリティも加味できます。
コーディネートはシンプルめを意識しましょう。
夏場ならTシャツにジーンズ、スニーカーで全く問題ありません。
足元はファッション上重要なので、靴はきれいにしておきましょう。
重要なのは清潔感です。
といっても過剰に気を使うのではなく「普通の感じ」ができればそれで十分です。
髪なども高級な美容室に行く必要はなく、1,000円カットでも十分ですし、髪型に制限のない仕事をしているなら「長めの髪を、後ろでゴムでまとめる」などでもOKです。
何であれ、「ある程度キチッとしている」だけで好印象になります。
「男友達と会う時より、ほんの少しだけ気を使う」程度で十分です。
恋人作りに高い腕時計などは不要です。
財布に関しても、無理に高いものを買うぐらいなら、ジーンズに直接お札を入れるなどだって案外スマートです。
ファッションに凝り、ギラギラしたアクセサリーをつけている。
ブランドものの時計・バッグ・財布を持ち、高そうな伊達メガネをかけている…。
そういった男性が、本当にモテているのか?これはかなり疑問です。
「カッコイイ」とは思われていても、「真剣に付き合える恋人にしたい」と思う女性は意外と少ないのです。
あえて、「ハイグレード」に見える女性にチャレンジしてみる
収入が少ないと、男性としては自己評価も低くなりがちです。
「もし誰かと付き合えるとしても、地味めで、あまり自信のなさそうな女性が合うだろう」
と考えるかもしれません。
もちろんそうしたカップリングもいいものでしょう。
しかし、世間的に言う美形な女性、おしゃれな女性、華やかなムードの女性なども、収入の少ない男性と案外マッチするところがあるのです。
それはなぜか?
一般に言って「美しい」と思われやすい女性は、日々色々な男性から声をかけられやすい反面、不誠実な男性、話を聴いてくれない男性など、不愉快に感じる男性にもたくさん遭遇しています。
お金のある男性から声をかけられても、驚きはせず「新鮮味に欠ける」と感じることも。
収入が少なくても、女性の話をよく聴き、経済以外の部分で「頼れる・信頼できる」と感じてもらえれば、
「こういう男性もいいかもしれない」
と考えやすいのが、いわゆる「ハイグレード」に感じる女性なのです。
「子どものいる結婚生活」を強く意識していない女性を見つける
女性の多くは、
「子どものいる家庭が欲しい」
と思う傾向があります。
この気持ちが高まっている女性は、あまりに収入の少ない男性について、正直なところ、ちょっと避けてしまう部分があります。
やはり、安定した家庭生活を思い描けないからですね。
これに該当するのは、20代後半~30代半ばぐらいまでの女性に多くいます。
うんと若い女性、たとえば20代前半では、
「まだ別に結婚とかは考えない」
という女性も多いです。
そうしますと、
「別に収入が少ない男性でも、一緒にいて楽しければいい」
と考えやすくなります。
また、「もう、子どもとかはいらないと思う」と考えている女性も、男性の収入についてさほど気にしない傾向になります。
気になる女性ができたら、
「この間親戚の結婚式に出て…」
などと気軽に結婚にまつわる話題を持ち出し、「子どものいる結婚生活」を望むかどうかを探りましょう。
それとなく聞き出せれば、チャンスのない女性にアタックして時間をムダにしてしまうことが減ります。
もちろん、本当に強く惹かれ合っているのであれば、お金はなくても頑張って家庭生活を築けるのは言うまでもありません。
男性に強い精神的エネルギーが発生し、仕事についても一層やる気が増し、収入が増えるということも考えられます。
お金以外の、自分の魅力を見つけて磨く
収入以外でも、女性は、男性のいろいろな部分に魅力を感じるものです。
特に精神的な部分が大きな比重を占めます。
自分の魅力を見つけてみましょう。
たとえば、「面白い男性」はなかなかモテます。
「売れないお笑い芸人で、お金もない、ルックスも特に…」といった人が案外モテるのは事実ですね。
心理学的には「面白い=頭が良い」という解釈ができ、女性は、学歴などとはまた違う意味での「知性」を感じるのです。
知性のある男性であれば、「知恵をはたらかせ、いざという際、身を守ってくれる」と本能的に感じます。
また、「何かに一生懸命に打ち込んでいる男性」にも魅力を感じる女性は多いものです。
「たとえすぐにはお金にならなくても、難しい資格を取ろうと頑張っている」などの点をアピールできれば、同じ資格をすでに持っている男性以上に「カッコイイ」と感じてしまうのも女性です。
「やさしい男性」も時代を問わず女性を惹きつけます。
これは「子どもなどにやさしくできる人を見つけたい」とする女性の本能的な気持ちと関連しています。
子ども、動物、社会的弱者、あるいは「もの」などにもやさしい男性は、基本的にモテやすいのです。
好きな女性だけを大事にし、「弱い存在」をいつも見下しているような男性は、やっぱりモテません。
女性からすると、「真剣に付き合いたい」とする男性について、外見はさほど重要ではないのですが、たとえば筋肉に自信があるのならば、お金をかけず鍛えることで、
「マッチョな人が好き」
という女性を惹きつけられますし、スラリと細身であるならば、ダイエットをしてより体型を磨くことで、そうした好みをもつ女性を惹きつけられます。
こうした色々な自分の魅力を見つけた上で、さらにそれらを磨いてみれば、チャンスはぐっと増してきます。
お金はなくても、恋人は作れる
収入が少なくても、恋人は十分に作れるのです。
女性は、恋人としてきちっと付き合いたい男性について、精神的な部分を非常に多く求めるものです。
精神的な強さ・美しさは、お金では買えません。
むしろ収入が少ないときこそ、自分を磨くチャンスでもあります。
お金がなければつらいことも多いでしょうが、それらの経験により「精神的に頼れる、やさしい男性」に昇華する面もあるのです。
それは、ずっと「成功している」と思い続けている男性にはない「味」です。
「無理だ、お金がない」
と思い込まず、ポジティブに考え、積極的に行動してみましょう。